ホーム > ツール

ツール

当研究会にの活動から生まれたツールや活動に深く関連するツールです。

HuMapHuMap

HuMapは、H-GIS研究グループが中心となって開発を進めている空間情報処理ツールです。最初のHuMapは,カリフォルニア大学バークレイ校を中心とした国際コラボレーションであるECAI(Electronic Cultural Atlas Initiative)とシドニー大学のTimeMap Projectが開発したTimeMapをベースとしていました。TimeMapには時間情報を処理できるという優れた特徴があるものの,可視化ツールにすぎず、空間情報処理ツールとしての機能は限定されていました。そこでTimeMapの時間処理という特徴を生かしつつ、本格的な空間情報処理ツールの開発を目指しました。2005年より人間文化研究機構の連携研究「人と水」、2006年度より同機構研究資源共有化事業、2007年より科学研究補助金「基盤研究(A)医療地域情報学の確立:疾病構造に着目した計量的地域間比較研究」および京都大学地域研究統合情報センター全国共同利用研究「地域情報資源共有化・地域情報学プロジェクト」、さらにその他の研究プロジェクトとのコラボレーションにより研究開発を継続しています。
最新版HuMapのソースコードは完全にオリジナルであり、Webサイトからダウンロードして自由に利用することができます。地域研究や看護学などの様々な学問分野で活用されるようになってきました。

HuTimeHuTime

HuTimeは、年表やグラフなどの時間情報を解析するためのソフトウェアで、GISのような操作と解析手法により、「時間情報システム」として機能します。

HuTimeのサイト

空間基盤情報空間基盤情報

空間基盤情報は、ベースマップや地名辞書などの空間情報処理に必要な基盤的な情報です。H-GIS研究会では、過去の地名をGISなどで扱うための地名辞書の構築などに取り組んでいます。

時間基盤情報時間基盤情報

時間基盤情報は、HuTimeなどで時間情報の解析に必要な基盤的な情報で、空間情報のベースマップや地名辞書などに相当するものです。基盤年表、時間名辞書、暦法変換などの機能の構築に取り組んでいます。

時間基盤情報のサイト

知識情報基盤知識情報基盤

トピックマップやセマンティックWebなどの知識に関する技術やツールを使いながら、主題の関係、さらには時間と空間を合わせた3つの視点から総合的な解析手段を提供することを目指しています。

  • トピックマップは、主題(概念)と主題間の関係を用いて、知識ネットワークを構築、表現するための情報技術(ISO標準)です。構築した知識ネットワークを公開し、多様な視点から、航行、問合せ等の利用を可能にします。(トピックマップのサイト

MyデータベースMyデータベースサービスおよびREST型API

データベースを公開するためには、データベースシステム・サーバ装置・ネットワーク機器などに関する専門技術や知識が必要であり、研究者個人がデータベースを公開することは容易ではありません。「Myデータベース」は、データベースシステムの管理・運用法を見直して、研究者個人によるメタデータの定義・修正、検索機能の設定、検索画面の作成などを簡 単に行えるようにしたサービスです。幾つかの条件を満たしたCSVファイルあるいはXMLファイルと画像等のデータさえ用意できれば、あとは「Myデータベース」の指示に従って操作するだけで、自分用のデータベースを作成し公開することができます。このサービスは、平成25年度中に提供を開始する予定です。
なお「Myデータベース」は個人によるデータベース構築を容易としている反面、画面構成や検索機能は制限されています。この短所を補うためにREST型のAPIを公開しています。JavaScript等からAPIを利用することで、研究目的に適した検索や画面を構築することが容易となります。